2005年09月03日

1分で読むオペラストーリー 「メリー・ウィドー」

 ポンテヴェドロ(架空の小国)の君主の誕生パーティが、フランス公使館で華やかに催されている。
 ポンテヴェドロ国民で大富豪の未亡人ハンナ・グラヴァリも、会場に到着する。

 彼女が、ポンテヴェドロ国民以外と再婚すると、その財産(つまり、そこから得られる税金)が、よその国に流出してしまうため、財産目当ての男たちにちやほやされるハンナを見て、国庫の心配をするフランス公使のツェータ男爵は、ハラハラしっぱなし。
 なんとか、同国人と再婚させようと、ハンナのかつての恋人ダニーロを、今夜のパーティに呼びつけてある。

 ところが、心を頑なにしたダニーロは、「ハンナとは結婚しない」と言い切ってしまう。
 一方ハンナは、ダニーロをダンスに誘うが、意地になったダニーロはそのダンスの相手の権利を他の男に売ると言い出すしまつ。
 しかし、心の奥では愛し合っている二人は、結局、手に手をとって踊りだす。

 ツィータ男爵の妻ヴァランシェンヌは、男ぶりのよいかカミーユに誘われ、あずまやで二人っきりに。
 夫のツィータ男爵が、偶然そこを通りかかるのを見たハンナは、ヴァランシェンヌの危機を悟り、機転を利かせて彼女と入れ替わる。
 ハンナに、婚約者だといってカミーユを紹介されたツィータ男爵とダニーロはびっくり。
 ショックをうけたダニーロは、お気に入りの店マキシムへすごすごと引き返す。
 その姿をみて、ハンナは、ダニーロの自分への愛がまだ続いていることを確信する。


 数日後、ハンナは自宅をマキシム風にしたパーティを催す。
 妻の浮気を疑うツィータ男爵は、離婚を決意し、国庫のためにハンナにプロポーズをする。
 しかしハンナは、結婚したら財産は自分のものではなくなる、と話す。

 ハンナが自分よりも大金持ちであることを気にしていたダニーロは、ようやくハンナに愛を打ち明けることができ、二人は結ばれる。
 ハンナは、財産は再婚相手の物になることを打ち明け、国庫の心配をしていたツィータ男爵もほっと胸をなでおろすのだった。

 (メリー・ウィドーは英語訳で、ドイツ語では「Die Lustige Witwe」。日本語に訳すと「陽気な未亡人」となる)


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posilife1 at 18:31 │TrackBack(0)オペラストーリー 

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